松平出雲守一行京都入・京都見廻組（06の104） 6万円（税込） ［売却］
新門一番組・御見廻り組・加州家中国入・けやげ御番所付近 本紙11×244cm 松平出雲守は旗本松平康正であろう。松平康正は京都への赴任を命じられ、元治元(1864)年四月二十六日に京都見廻役となる。この時、官途は因幡守から出雲守に改まる。そのため、松平康正率いる見廻組は出雲守組（隊員はおそよ二百名）と称された。「新門一番組」は江戸の町火消しで、松平康正一行が隠密に見送られたものか。「御見廻り組」は松平康正が指揮することになる京都見廻組であろう。構図としては京都の外で一行を出迎えたことになる。「加州家中国入」について、「国入」は任地に趣く場合も国元に戻る場合も使用する、京都蹴上げ番所に向かっている図柄から考え、加州藩（加賀藩ならびに支藩の富山藩）の藩士たちが京都に赴任したと考えてよいだろう。松平康正が京都見廻役に任じたことと、加州藩士の京都入りにどのような関係があったか定かではない。また図中より加州藩士は鉄砲を所持しているが、京都見廻組と鉄砲も関係が不明だ。
※ご購入は《日本の古本屋》にてお願いします（送料無料）
リンクはこちら
